Monday, April 21, 2014

「家庭医は、患者のメディカル・ホーム」

調子が悪い時、私達は、誰でも不安になります。海外に暮らしていれば、尚更です。そのような時、まず診てもらうのが家庭医です。世界的に見ても、大多数の国において、家庭医が医療の最初の窓口となっており、最も身近で必要な医師として認識されています。家庭医の歴史が比較的浅い米国においても、確立されて40年近く経ちますが、日本では、残念ながらまだ専門化していません。

家庭医は、年齢、性別、急性・慢性を問わず、人をトータルに診る事に重点を置いています。頭痛を例にとってみましょう。風邪や偏頭痛の事もあれば、緑内障の様な目の病気、髄膜炎等、早急に治療を要する病気、ストレスが原因になっている事だってあります。優れた家庭医は、貴方の訴えを丁寧に聞き分けてくれる筈です。病気の診断の8割は、問診で決まる事を経験上、知っているからです。また、診断・治療という従来の医師の役割だけでなく、予防医学や健康増進のコンサルタント、心の悩みの相談に乗るカウンセラーの役割も果たします。


            メディカル・ホームとは、自分の健康に不安を感じた時、まず相談にいける場所。貴方や、貴方の家族の健やかな暮らしの為にも、是非、優秀な家庭医を貴方の身近に見つけて下さい。

(出典:Weekly JAngle,  2006; 140:22)

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